アメリカの働き方について思ったこと!

文化比較

どうも駆け出しブロガー、らーきいです!

先日はアメリカの独立記念日(7月4日)ということで毎年妻の実家では彼女の祖母の家に親族が集まって食べたり飲んだり、庭でゆっくりしたり、、、、 というのが恒例行事、ということで毎年の事ですが僕も行っていきました。

ここで書こうと思ったのは独立記念日にアメリカ人が何をするのか、ということではなく(特別なことは別に何もやりません。国旗の形のケーキとハンバーガーみんなで食べて、夜になったら花火を打ち上げるくらいです)彼らの労働観を改めて知る機会にもなったので書いてみようと思いました。

一言でいうと、日本人と比べてアメリカ人は働く時間が短いです。これも結構乱暴な言い方になるんですが、もう少し細かく言えばブルーカラー層は本当に指示されたことを最小限の時間で最小限の努力でやるのみ、決められた時間になったら(というかその前の時間に帰り支度を始めるので、サービス自体は定時の少し前に終わる)すぐに帰りますし、業務中もガムかんでたり、スマホ見てたり、音楽聞いてたりなんて当たり前ですホワイトカラー層になると自分の仕事内容や成果に一定に責任を負わされるので、出ている成果に応じて、時間は関係なく働かねばなりません。もちろん給料はブルーカラー層とはかなり変わってきます。ただホワイトカラー層にしてもやることがなければ定時でスパっと帰りますし、だらだらオフィスに残っている人はいません。日本では普段から同僚と遅くまで働いてその後飲みにいったり、また従業員同士の恋愛がよくあったりもしますが、アメリカではそれらもたまにはありますが日本よりかなり少ないイメージですね。特に職場恋愛はかなり珍しいです。労働系の法律に反しがちな行為となるからでしょう。

アメリカを含むアメリカ大陸のカルチャーにおいてもっとも重要なものは「家族」です。家族に比べれば仕事など2の次3の次なのです。だからアメリカ人はこうした家族イベントの日(独立記念日、クリスマス、感謝祭など)はとても大事にしますし、別の地域に住んでいても自分の家族に会い戻ってみんなで集合します。日本で言えばお盆や正月と似ていますね。しかし日本と決定的に違うな、という点は優先順位が仕事に対しまるっきり反対なことです。日本では「仕事があるから、、、」といえば家族行事参加への免罪符になりますが、アメリカの一般な通念ではそれは全く通じません。仕事を優先しようものなら「一体何を大切にして人生を生きているのか?」とファミリーから一喝されます。それがアメリカ、というか南米を含む西欧諸国の一般的な考え方だと思います(特に南米はもっとすごい、家族、家族、ファミリーが何より大事!という考え方です)。

しかしそれはきちんとした正解のない人生においてやはり「正解の一つ」だと僕は思っています。会社や仕事を大事にしてどれだけ同僚、上司、お客さんといい関係を築いたとしても所詮は他人です。正月一緒に過ごすわけではないのです。会社を退職すればもう会わない可能性だって高い。しかし家族、近しい友人は一生あなたの近くにいるかもしれません。それに対してどう優先順位をつけるかは大切だと思います。

その会社に使った時間はあなたへの報酬へ反映されるかもしれません。しかしどれだけあなたの給料が高くなろうと素晴らしい人間関係は金で買う事はできません。僕もここのところが以前は本当にわかっておらず、日本で働いている時は家族との時間をないがしろにしていたと思います(今でも肝に銘じておかねばならないテーマです)。

かつて働いていた証券会社の上司からこんなことを言われたのを覚えています。

「お前、もし転職なんかしてみなよ、そこでまた不満がでてくれば別の会社へ転職したくなる。そこで不満が出たらまた次だ、そうやって根なし草になるんだよ」

もちろんその上司はその証券会社で15年以上一筋の人でした。その時は「ああ、確かにそうだよなー」と妙に納得したものですが、今思うとその考え方自体が必ずしも正しいとは言い切れないと感じます。根なし草だと言っていましたが本当の自分の根っこは自分の家族におろしておけばいいんです。そうすることで家族の都合とは合わない事を言う会社からはお別れし、別の会社で働くという発想にもなります。そういう意味でアメリカ人の仕事カルチャーは転職で回ってますね、会社に対して水草ほどの根っこもありません。あるのは「俺にはこんだけの能力があってこんだけ働いたんだからこれくらいの報酬をよこせ」という権利主張です。別にアメリカ人だろうと日本人だろうと会社に根を下ろす必要はないし、余計なしがらみに時間を使いがちになってしまうのもいいことじゃないでしょう。同僚と人事の噂話に盛り上がりたいならそれは結構だと思いますが、その分、妻の話をよく聞いてあげる時間を持たなくてもいいのか、子供の学校の話を聞いてあげなくてもいいのか、、、と思います。なぜならそこを勘違いしてしまうから家庭の破綻や離婚につながってくるような気がするからです。ほとんどの人にとって仕事の本質とは金を稼ぐツールであり、その金で自分が生涯大切にできるいい人間関係を作ることが幸せへの道なのかな、と改めて思いました。その意味ではアメリカの仕事観はもっと本質的な「幸せ」に近いと思うのです。

嫁さんの祖母の庭。湖に面していて、夏は親戚が集まる。

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