人生をよりよりものにしていく技術、マインドフルネスとは ~運気と人生自体を向上させる技術~

人間関係

どーもー 駆け出しブロガー、らーきいです!

みなさんマインドフルネスって、知っていますか? 伝統的な言葉で言えば瞑想です。瞑想というと宗教と結びついたイメージになるので”マインドフルネス”っていうともっと受け入れてもらいやすいかもしれない、と思いマインドフルネスと書いてます。

僕はこの技術を知ってから人生の質が格段にあがりました。具体的に言えば集中力があがり、雑念が少なくなり、怒りや悲しみなど負の感情が非常に薄くなり、いんろんな物事を見ていても本質的な事がらにたどりつきやすくなったと思っています。

”やっぱり宗教的なやつですか?”と言われそうですが僕は別に宗教家ではないし、そういう団体にも所属していません。単純にこの技術を知って、その仕組みを調べ、納得がいった上で実践し続け、その効果があまりにも素晴らしいものだったので自分のブログで紹介すべきだと思っただけです。

これを書いているのが2023年の春ですが、2022年の1月からYoutubeのサラタメさんのチャンネルで紹介されていた書籍がきっかけで、一連の朝の習慣、モーニングメソッドの最重要行動の一つとしてマインドフルネスを知りました。その後僕が調べたうえで嫁さんも一緒実践し続けています。上記で書いた効能はマインドフルネスによる感じ方の変化ですが、僕ら夫婦の実績として具体的には

僕の実績: 1.このブログがわずかですが収益化、2.本業(会計監査人)の年収が$5,000アップ 3.職場での関係の向上 4.悩みや苦しみからの解放感

嫁の実績:1.本業(UXデザイナー)の年収が$10,000アップ 2. UXデザインの個別依頼による副業開始、月の収入が$3,000増加、これだけではありません。嫁は僕に比べればはるかに普段から悲観的でいつも将来や身の回りの細かな物事に思い悩んでいたのですが、マインドフルネスを続ける事によって負の感情にとらわれることが圧倒的に減り、悩みが減り、考えが以前よりプラス思考に寄り、人付き合いが楽になり、マインドフルネス実行前より圧倒的に生きやすくなりました。

らーきいと嫁の日々の生活より

これは行動一つで起こせる変化の度合いとしては僕の今までの経験からしても最上級のものです(以前読んで実行し続けている”夢を叶えるゾウ”以上のインパクトです)。

さてそんな凄まじい効力を持ったマインドフルネスなんですが、ここでそのやり方と仕組みを書いて行きましょう。まずは仕組をじっくり説明していき、そして具体的なやり方を後半に書きますので、仕組みはいいのでやり方だけ知りたい方は2ページ目へ飛んでください!

マインドフルネスの仕組み

マインドフルネスは一言で言えば人間だれもが持つある先天的な能力を弱めることで、集中力を上げ、同時に幸福を感じやすくなる技術と言えます。どういうことか。まずその人間の脳が持つ”ある能力”を説明しなくてはいけません。

その能力というのは人間の脳は常にシミュレーションを繰り返している、そしてそのシュミレーションは通常、悲観的なものであるというものです。

さて、どういうことか。人間は常にありのままの現実を見ているわけではなく今目の前に見えていることが何十分の1秒も前に”こうなるのではないか”と脳内で想像した精緻なシュミレーションを見ているということです。

考えてみてください。目の前のりんごは画像情報として光を通じて眼球に映し出され、その情報は脳に行きつくことで初めて”あ、これはりんごだ”と認識されます。その速度は個人差は動体視力などは関係なく誰でも約0.1秒と言われています。一方でプロテニスプレイヤーのサーブの速さは190㎞から200㎞にのぼると言われており、0.1秒の時間に約5メートルの進む計算です。つまり打ち返すプレイヤーは目でそのボールを視認してからでは実際に打ち返す前にボールは通り過ぎてしまうわけです。野球の打者などにも同じ事が言えます。研究者はプロテニスプレイヤーの打ち返しはあきらかに反応能力の高さだけでは説明できないと考えました。そこで考え出された理屈が、”脳による未来のシュミレーター機能”によるものである、ということです。

人間はスポーツの現場だけではなく常に次に起こる瞬間や結果を瞬時に想像し、そのシュミレーションが実際に起こった現実と合っているか、その照合作業を絶え間ない頻度で行っているということです。サイエンスライターの鈴木祐氏はこの脳の機能のことを”脳の物語製造機能”と名付けています。

さて、この脳の物語製造機能にはさらなる特徴があります。それは”起こる将来に対して悲観的な物語を作り出すことが多い”というものです。これはこの機能が備わったであろう人間の原始時代にまでさかのぼるとされています。そのころ人間は現代とは比較にならない過酷な状況にありました。森で獣に襲われれば死ぬ、蛇にかまれても死ぬ、獲物が取れなけば飢えて死ぬ、間違ったキノコを食べても死ぬ、近隣集落との戦闘で死ぬ、病気や疫病などで死ぬ、、、とにかく命を落としやすかったのです。

日々の行動の一つの間違いが明日の生存の可否に直結するという毎日を送っていました。そんな中で人間の脳に備わってきた能力がこそが”悲観的な未来を想像する”という事でした。これは何が利点なのかというと、その事象が起こる実際の可能性はさておき”最悪の事態”を常にシュミレートすることで実際に対策を打つことができるわけです。

例えば狩りの途中、森で休憩しているとしましょう。後ろの茂みががざざっと動きました。この時その狩人はとっさに「トラか、もしかしたら毒蛇がいるかもしれない」と想像しますが、実際にはただの突風によるものか、ねずみなどの命を脅かさない動物が動いた可能性もあります。しかしそのような楽観的な想像をしてしまった人間は実際に茂みから現れたトラや毒蛇に殺されてしまったでしょう。そこで「悲観的な想像、最悪の想像」をした人間たちがとっさに対策を立て、命を長らえる事ができたのです。そのようにして楽観的な種族は次第に淘汰され、常に悲観的に考え、用心を怠らない慎重な種族が現在まで生き残ってきたという可能性が高いといえます。そのような”脳の悲観的シュミレーション機能”は進化の流れから人間に備わってきました。

しかし現代においてこの”悲観的な未来を想像する能力”は度が過ぎる機能となってしまったと言えます。かつてのようなすぐに命を落としかねない環境は少なくとも先進国であればそうそうなくなってしまったといえそうです。かつて恐れられていた飢饉、疫病、戦争などの脅威は過去と比べれば影を潜めました。現代において学術機関による実験で、実際に想像した悲観的な未来が発生する可能性は約16%、さらに対策を考えることで実際にもっとも最悪と思われる事態が発生するのは5%以下にまで下がるそうです。これほどまでに人類が杞憂をしてしまうのは、かつて人間をとりまく環境がそれほど過酷であり、そうでなければ生き残ることができかったという事実があるのでしょう。そしてそういった過酷な環境は実際に20世紀まで続いていたと言えますが、過去100年で急速に世界をとりまく政治的、文化的、衛生的な環境は改善されているといえそうです。

さて長い話になりましたが、上記の話から人間には悲観的な物語製造機能(脳内シュミレーター機能)、そのシュミレーターには人間が生き残っていくために悲観的な想像をする特徴が備わっていることがご理解いただけたかと思います。そしてこれは生まれつき備わっているもので取り外しは不可能な代物です。この能力のために豊かな現代人であっても次々に悲観的な自分の物語を作り上げ、その想像が悩みや苦しみとなって降りかかってしまうわけです。

しかし、この機能を弱めてしまう技術があります。それが何を隠そうマインドフルネスである、というわけです。

ではどのような作用によりマインドフルネスは物語製造機能を止めてしまうのか。根拠に基づいてはっきりとは説明するのは難しいのですが、僕の経験からお伝えするのであれば”思考そのものを止めてしまう練習により、脳のシュミレーター機能がかなり弱くなる”という実感があります。

悲観というのは連鎖して起こるという事にお気づきでしょうか。つまり悲しい事をひとつ想像することでそれに付随して次々に悲しい事が連続して想起されるという現象です。例えば、まず1.事実かどうかはまだわからないが自分がどうやらガンに罹ったらしい、という可能性が浮上したとします。この不確かな情報に基づき →2.かなり重症かもしれない、ステージ4まで行っているかもしれない →3.もう働くことができないかも、そうしたら家族は一体どうするんだ →4.貯金だってなくなっていまうかもしれない →5.家や資産を売らなきゃいけないかも →6.みんなから無責任と言われるかも、家族はもう自分に会ってくれないかも →7.最後はもう助からないかもしれない →8.死ぬならまだしも大きな後遺症が残ってそれを患って生きる事になったら、、、  とまあ、想像が想像を呼び悲観のスパイラルに落ちていくわけです。これを「2の矢、3の矢が刺さっている状態」と呼びます。

悲観の連鎖であるこの想像のスパイラルは雑念が呼び起こすものです。雑念とは自分が考えようと思って集中して生み出す思考ではなく、勝手に頭にポンポンとでてくる思考やアイディアといえばいいでしょうか。これも脳のシュミレーションによる思考の一部です。悲しみや焦燥、怒りなどの負の感情はこの”雑念”に乗って膨らんでいきます。脳の物語製造機能も自分が意識的に生み出す思考、真剣に考えようと思って思い起こす思考(ここでは”本思考”と呼んでみます)ではなく、いわば無意識に湧きあがる思考(雑念)によるものです。マインドフルネスは意識的に雑念をシャットアウトする時間を過ごすことで、自分の意識による本思考をしっかりと維持したまま、普段の生活で湧き上がってくる雑念を相当に弱める効果があると分析しています。それがこの悲しみの想像の連鎖をストップさせます。

以上の理由により雑念(=負の感情とその連鎖=2の矢が刺さり続ける状態)から解放され、負の感情(悲しみや怒り)が弱くなります。それに伴い、本思考をする力が相対的に強くなり、集中力が上がる、という風に僕は分析しています。

ここでいう負の感情とは悲しみの他にも、焦燥、落胆、自尊心の減損、寂しさ、落ち込みなど様々なものが考えられますが一様に悪い想像を避けられることでこういった感情から離れる事が楽になります。同様にそういった負の1時感情の2次作用である「怒り」さえも感じにくくなるのです。

悲しみを呼び起こす一次情報、これを”1の矢”と呼びますが、この1の矢は外界からの情報でありこの1の矢を止めることはできません。しかし、1の矢から始める2の矢への連鎖はすべて自身の脳内で起こります。この連鎖を止めることで、多くの負の感情が流れ来るのをあっさり防ぐことができるのです。これがマインドフルネスにより”生きやすくなる”理由の最たる理由です。同時に2の矢から始まる矢の連続は”事実”(一の矢は事実)ではなく”自分が勝手にそうだと思っているただの妄想”であることにも気づくことができます。多くの人々は自分自身の悲観的な妄想にとらわれ多大な時間を過ごしているのです。

さて、次のページではこれだけ強力な効力を発揮するマインドフルネスの具体的なやり方を説明していきましょう。

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