ニューヨーク近郊の会計士 仕事日記 17 アメリカの会計事務所の採用の現場で

アメリカで就労するためのビザについて

こんにちはー 駆け出しブロガー会計士、らーきいです。

僕はBIG4での監査経験を経て現在USCPA監査人としてアメリカのニュージャージー州の会計事務所にて主に日系企業の監査、レビュー業務に携わっています。

さて今日は採用の話をしてみようと思います。

採用については管理職(マネージャー)になるまでほとんど関連がなかったのですが、いよいよ管理職になると面接官として組み込まれるのが日常化してきます。今年はブログ主もBCF(ボストンキャリアフォーラム)へも採用側スタッフとして参加予定なので、採用についてもますます勉強していかないといけませんね。
さて、まず会計事務所はどのようなプロセスで従業員の採用をしているのでしょうか? もちろんファームによるでしょうが僕のファームを例にとって話してみましょう! 採用側や面接官の裏事情ですが、書ける範囲内でお話しましょう。参考になる情報もあると思いますよ!

まず、候補者探しですが面接に至るまでには大きく以下の4つの経路があると思います。

1.弊所の存在をどこかで知ってHPの連絡先からレジュメ(履歴書・職務経歴書)を送ってくるケース
2.従業員、元従業員などの紹介
3.人材会社からの斡旋
4.ボストンキャリアフォーラムや個別大学の就職イベントなどへの参加を通しての面接

事務所としてはもちろん部門別採用を取っており、僕の所属する監査部門は基本的には毎年インターンやスタッフを一定数採用したいという方向性なので上記の方法から採用を狙います。また従業員のその年の離職状況が大きく響くのですが、シニアやマネージャー職でもポジションに空きがあれば適宜面接を受け付けるようです。業界の傾向ではありますが会計事務所とは一般企業と比較すると離職率は高い業界なので僕のいる監査部門はいつも何かしらの募集をしていることが多いような気はしますね。また、会計部門なども新しい仕事の依頼が多いらしく、一定の能力をもっているは候補者いつでも面接受付しているようです。

上記の経路の内、#1のケースは事務所としてはどこにも手数料を払う必要はなく(逆を言うと#2,#3,#4は事務所としては手数料が発生)、一番ありがたいケースです。最近だと元従業員がやっているブログを通じてUSCPAのキャリアについて相談した結果、弊所に直接連絡をしてもらい採用に至ったケースもあるので「ブログもなかなか舐められんな、、、」と思うブログ主であります。ブログ主が今の職場に来た経緯と言えば、弊所現パートナーの元の職場がデロイトで僕はそのデロイトの上司からの紹介で現パートナーにつないでもらい、面接、合格、という流れでした。

上記で一番の採用実績を誇るのはおそらくボストンキャリアフォーラムではないかな、という印象はありますね。僕自身も職を探す側で何度か参加したことはありますが、ブログ主の事務所では毎年一定数の候補者にキャリアフォーラム経由で面接してもらい、その候補者が後に大学を卒業、もしくは長期休暇に入った際にインターンとして入所、実力ありであれば、そのままスタッフとして活躍してもらっていることが多いです。

次ページ:面接では何を見られているのか、、、?

貴方もブログ、始めてみませんか? 文章書いて副収入!

コメント

  1. BSACC より:

    初めまして。個人的なご相談をさせていただきたいのですが、どのような手段がよろしいでしょうか?

    • lucky_blog より:

      こんにちは ご相談を寄せていただいてどうもありがとうございます。もしツイッター(X)をされていれば@Larkey_Larkeyからご連絡ください。gotmygrails@gmail.comにメールいただいても大丈夫ですよ!

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