ニューヨーク近郊の会計士 仕事日記 26  コミュニケーションのイロハ 1

アメリカで就労するためのビザについて

 

こんにちはー 駆け出しブロガー会計士、らーきいです!

僕はBIG4での監査経験を経て現在USCPA監査人としてアメリカのニュージャージー州の会計事務所にて主に日系企業の監査、レビュー業務に携わっています。

繁忙期中はほとんど会計士日記も更新せずに、気づけば5月、やっと仕事も少し緩やかになってきました。

前から書こうと思っていたテーマですがそれはコミュニケーションです。

監査人というのは数字とにらめっこする仕事ではありますが、同じ会計業務でも税務に比べれば顧客とはコミュニケーションをかなり頻繁に取る職種ですし、チーム内でもやり取りや会議の設定は多いです。

まあ、会計だけでなくさまざまな業種においてそのほとんどは「他者とのコミュニケーション」は多かれ少なかれ不可避なものじゃないでしょうか。経済活動においてお金をもたらしてくれるのは他者、あなたの仕事を評価するのも他者、フリーランスにおいてはこの2者が同一体であるというだけで自営業をしていてももちろん他者とのコミュニケーションは避けられません。

さて、僕ももちろん日常の仕事で同僚、上司、顧客と、さまざまな他者とコミュニケーションを取るのですが、もちろんこのコミュニケーションの取り方は仕事を進めるにおいておそらく最重要要素として常に存在しています。僕はもともと証券営業をしており、他業種に比べればコミュニケーション力はかなり重視される仕事をしていたため、監査業界に入った時にはやはり働き手の平均的なコミュニケーション能力値においてはかつていた業界との違いを大きく感じます。そんな僕が証券業界で身に着けた基礎的なコミュケーションスキルを書き残しておきますね。ここに書く技術は仕事を超えて、どこに行って誰と何をするにも使える非常に汎用的なものです。

あらゆるコミュニケーションにおける基本事項

僕のコミュニケーションの基本は「人からできるだけ嫌われず、敵を作らず」という視点です。敵を作っても間違いなくいい事がひとつもないのでできるだけ味方を増やして、日々の仕事をうまくこなしていきたい、もちろんプライベートでも同様、という考え方を元にしています。かといって積極的に好かれようともしません。好きになってくれる人がいればそれでいいし、嫌われても構いません。他人をコントロールすることは基本的に不可能なのでそれは割り切ます。さて、「できるだけ嫌われない」ための基本的な考え方は以下の通り:

#1 基本的には相手を承認、肯定し、相手の自尊心を高める話し方を徹底する。

どんなにうまく話をしたとしても相手を承認する動作が会話に含まれていなければ相手の心をつかむことはできません。人間とはすべからく他者から承認されたい生き物だということをまず前提として知っておきましょう。「自尊心を満たしてくれた人間が人望を集める」とはデールカーネギーの著作、「人を動かす」のもっとも大切なポイントです。誰でも自身の自尊心を大事にしてくれる相手を大切にしますし、それを無視する人はどんなに優秀でも嫌われます。承認するのではなく巧みな話をして相手を「感心」させようとするのはまた別の方法ですが難易度は格段にあがります。テクニックの一つとしてはもちろん重要なのですが、会話の初心者が身に着ける必要はないでしょう。

#2 笑顔で会話すること、会話自体を楽しむこと

笑顔とは無言の肯定です。笑いかけることで相手は肯定されたと勝手に思ってしまうのです(モテない男子がちょっと女の子から優しくされると好きになってしまう原理はここにあります)。笑顔で話すことができなければまず営業職としては話になりません。

#3 受け答えや話をするときは身振り手振りや感情、表情を盛り込む 

少しくらいオーバーな身振り手振りはないよりも断然いいです。その方が会話の相手は「自分を会話の相手として承認してくれているのだな」とプラスの効果があります。特に女性相手には感情表現をしながら会話をしたほうが一般的には好印象となります。特に聞き手に回る際は「自分の話に反応して感情的になってくれているのだな」と感じで共感を示すことになるからです。また、会話中にはたまに相手の目をみて話しましょう。相手が会話により集中するようになりますし、話の内容も印象深くなります。

#4 会話の基本は話すのではなく「聞く」事

面白い話題を繰り出すよりも相手の話をよく聞くことの方が良い印象を与えるにあたっては非常に重要です。上記に記載した通り、人間は自分自身を知ってもらい、承認してもらいたいと考える動物なのです。聞く事=相手を理解しようという姿勢をみせること=相手を承認すること、ということが相手の自尊心につながり、自尊心を満たした人間が「人望」を得られるという事なのです。非常にシンプルな構図ですが周りにかまわず自分の話をし続ける人間は「人望を得る」ことはなく、その反対である「嫌われる」という事になります。ビジネスに置き換えるならお金を得るか、それとも支払うか、の構図。キャバクラやスナック、ホストクラブのビジネスモデルを端的に示しているでしょう。つまり売れているホストやスナックのママは話を上手に話を引き出して聞いてあげてことでお客さんをいい気分にさせている、だから収入を得られる、ということです。

さて、会話にまつわるコミュケーションの基本姿勢を説明しましたが、次回は「聞くテクニック」「話すテクニック」に分けてより具体的な手法を説明していきましょう。

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