B’z 楽曲レビュー#3 / ピエロ 歌詞の意味を独自に解釈&解説!

楽曲レビュー B'z


こんにちはー 駆け出しブロガー、らーきいです!
B’zの 41st シングル「ゆるぎないものひとつ」の2nd beat、ピエロを独自に解釈し、解説します!

B’z好きの方ならお分かりの通り、シングルのカップリング曲がやたらとよかったりする、、、B’zあるあるですよね。このピエロもそれです(私らーきいは「ゆるぎないものひとつ」よりこっちのが好きです)。この楽曲は上記シングルの発売と同日に、上木彩矢によるカバー・バージョンのシングル『ピエロ』も発売されました。こっちもまた女性が歌うピエロ、ということで歌詞に変化もあり好きです。


(著作権の関係により歌詞の表示が基本的にはできません。歌詞をつけての翻訳・解釈はこちら(楽天ブログ)でしておりますので是非どうぞ! 以下の太文字””くくりにあたる部分は出典: May /作詞:稲葉浩志 作曲:松本孝弘 からの引用です。)

この曲はネットでたまたま聞いたのが始まりですが、もうその出だしからして度肝を抜かれました!

まさか「桃色にに染まりゆく 東雲を追いかけて」から始まる、、、その意味は赤く染まる東の空ですが、まさか「ピンクのしののめ」と表現するあたりもうズッキューン! 稲葉さんの作詞力にぞっこん持っていかれてしまいます。そんな「ピエロ」ですが、一体何を表現した曲なのでしょうか、早速見ていきましょう!

1番メロ

明るくなる東の空を追いかけて、ポンコツカーで走りだします。横に乗る「あなた」は本来なら主人公と一緒にはいない人、「あいつ」から奪った人ですね。愛の逃避行の始まりです。

東雲(しののめ)とは古語ですね。闇から光へと移行する夜明け前に茜色にそまる空を意味しています。古典を紐解けば平安時代に高貴な女性と一夜を明かした男が「東雲」を見て、女性の部屋からそっと抜け出す、そんな場面で登場する言葉です。男女の別れを示唆する空ですが、ここでは対照的に「いけない恋」のはじまりを示唆する言葉となっています。

1番サビ

「あいつ」とは何者か、血眼で憎しみをもやしているのですから「もし捕まったら相当ヤバイ」何かでしょうね。そんな怖いものは全部吹き飛ばして新しい新天地へ。もちろん後ろを振り返ることなんてできません。

2番メロ

怪物とは「あいつ」のことなのでしょうか。主人公は痛ましい思いに耐えられず「あなた」を奪って逃げました。まるで「あなた」と二人だけしかいないような感覚。望んだ逃避行であるにも関わらず「胸をかきむしる」ほどの寂しさを覚えます。主人公は後悔しているのでしょうか。

2番サビ

逃走劇はつづきます。カーブの先には自由があると信じています。生死を別けるような行動に出ているにも関わらず気持ちは「浮かれている」主人公。そこには次のような気持ちがあるからでしょう。

不自由に縛られていた主人公はついに「自由」を手に入れた、それが自分の命をかけるような状況でも「浮かれて」しまう原動力なのでしょう。後悔の念はそこには微塵も感じられません。

ラストサビ

get awayは「逃げる、旅にでる」の意味。主人公は自分が「ピエロ」であると自覚しています。暗い未来を変えるべく「あなた」を奪って逃げだした。逃げる姿は滑稽そのものということでしょうか。しかしその先には望みに望んだ「自由」があると信じているのでしょう。”涙は流さないでおくれ”とは「あなた」に言っているのでしょうか。もしかしたら過去を捨ててしまった「自分自身」へ言い聞かせているのかもしれません。

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