こんにちはー 駆け出しブロガー会計士、らーきいです。
僕はBIG4での監査経験を経て現在USCPA監査人としてアメリカのニュージャージー州の会計事務所にて主に日系企業の監査、レビュー業務に携わっています。
最近仕事でクライアントチームと僕の会社のチームがビジネスミーティングをしたのですが、一緒に同席したクライアント方の女性メンバーが足を組んで座っていたことが少し印象に残っていました。
この「足を組むかどうか」、というのはビジネスや文化的な視点から非常に面白いですね。
日本では面接や他社との面談などで足を組む、というのは礼儀に欠けた失礼な行為だと受け取られることが多いです。特に初対面の相手や、年長者に対しては悪印象になることが普通だと思います。
しかしアメリカでは全く逆の意味合いになります。特に女性の場合、足を組むことにより、両足の間をブロックする、これはつまり「自分は貞淑な女性です」というアピールになり、一般的にはポジティブなアクションとして受け入れられ、面接やインタビューなどのオフィシャルな場でも足を組むのは非常に一般的です。
男性においても全く一般的で、この考え方はアメリカだけでなくヨーロッパでも概ね問題ありません。メキシコをはじめとした中米、ブラジルやチリなどの南米もこの考え方の影響にあり、足を組むこと自体はマナー違反ではなく、一般的な会議・商談では普通の姿勢として「リラックスしている」「自然体」という印象が強いとされます。(但し靴底を露骨に相手に見せる、極度に反り返るなどはNG)。
実はこのポーズに対する印象や考え方は実は世界各国で違いのある、実はかなり面白いポーズです。
中東、エジプト、アラブ圏ではどうかと言えば、足を組むこと自体は問題ではないにせよ、相手に「足の裏を見せる」という行為は重大な侮辱と受け取られ、商談などもこれだけで破談となる可能性があるため、欧米のビジネスマンは気を付ける必要があるのだそうです。
日本以外の東アジア、中国、韓国、台湾ではやはり靴底を見せるのはよくないらしく、ビジネスでは避けるのが無難とされています。また東アジア圏では需要の影響から長幼の序が重んじられるため、年下が足を組むこと自体もあまり推奨されません。
インド、パキスタンなどの南アジア、タイやインドネシアなどの東南アジアでも中東同様、足の裏を見せるのは侮辱にあたるそうです。足の裏を不浄なものとしてとらえる伝統的な考え方によるもののようですね。インドを中心としたヒンドゥー文化では足は身分階層の象徴として扱われるため、足を向ける行為は不敬と見るようです。
最後にアフリカですが、この大陸については地域により差が大きく、靴底を相手に見せる行為は多くの地域で好まれない一方、足を組むこと自体は親しみや友情のサインととしてとらえられることもあるようです。
総じて西洋以外の多くの地域に共通する注意点として、足の裏や靴底を見せることは侮辱、不敬と思われることが多く、もしくは足を組む行為も(特に目上に対しては)傲慢、無礼と受け取られることがままある、ということが多いようです。
さて、ではどのように行動すればいいかということですが、これは相手を見て行動するしかないと言えそうです。どの地域で商談をするか、ということも重要ながら、相手が「どこの文化圏に属しているか」という事を考えるのが基本でしょう。相手が西洋圏やアメリカ大陸圏の人間か、他の地域出身か、そして目上か、年下か、というような点を考えれば、おのずと適切なポーズがわかりそうですね。
もしビジネス相手のこれらの情報がはっきりわからないのであれば少なくとも足を組まない方が無難でしょう。足を組んで損することはあっても、得する要素はそれほどなさそうですから。
こちらのブログ主はアメリカの会計業会に興味のある方や、アメリカで働きたい方へボランティアで相談に乗っています! 興味のある方はコメント欄からご連絡ください!
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