B’z 楽曲レビュー#43 / Easy come, Easy Go! 独自に解釈&解説!-Original

楽曲レビュー B'z

こんにちはー 駆け出しブロガー、らーきいです!
今回は1990年10月にリリースした6作目のシングルで、4thアルバム『RISKY』からの先行シングルとなったEasy come, Easy Go! を独自に解釈し、解説します!  この時作詞者の稲葉さんは26歳。 

初期のシングルということもありファン以外の方にも非常に有名な楽曲ですよね。タイトルの「Easy come, Easy Go」は英語のフレーズとしては一般的には「悪銭身に付かず、つまり悪事を働いたりギャンブルで得た金は良い使い方をしたり、貯金に回したりはできない」というような非常に現実的な意味なのですが、実際の歌詞を吟味すれば一概にこの訳を当てはめることはできなさそうです。

よく聞いたことのある楽曲かもしれませんが、一番の歌詞の主語や相手となっているのがよくわからない曲だと感じた方は多いのではないでしょうか。確かに最初は失恋した女性の視点から歌われているように見えますが、サビの直前には女性の事を歌う「主人公」視点となります。そこまで見てみると、歌詞全体がおそらく最初の時点から主人公視点で一貫しており、彼女の事や自分自身の思いを歌っているのだと思われます。
さて、どんな歌詞か早速、その内容を一緒に観て行きましょう!

(著作権の関係により歌詞の表示が基本的にはできません。 以下の太文字””くくりにあたる部分は出典: Easy come, Easy Go! /作詞:稲葉浩志 作曲:松本孝弘 からの引用です。)

1番メロ

さよなら言われた後で もう振り向かない
別れにすがって生きる 女にはなれない
濃密な夜を思い出せば

泣けてくるほどせつないのに
抜け殻になるのはヤだから 君はまた 独りきり

主人公はある女性を見ています。彼女はどうやら付き合っていた男性に振られて大きな心のダメージを負っています。前回のシングルの「裸足の女神」と状況がかぶりますね。こちら Easy come, Easy Go! の彼女も強い女性で、振った男の事を振りかえったり、うじうじと引きずったりはしません。切ない思い出を抱えながらも自分を持ち崩さないのは自分の芯を失って抜け殻になるのは嫌だから。

抜け殻になるのはヤだから 君はまた 独りきり」、って面白い表現だと思いませんか? 逆を言えば「抜け殻になってもいいのなら、一人きりじゃない」というように取れます。

僕の解釈ですが、抜け殻になるような芯のない人生でいいのなら、適当な誰かに寄りかかって生きるような惰性的な人生を送れる。でもそんなことはせず、甘えない、揺るがない、芯のある主体的な未来や理想を目指すからあえて孤独を選ぶんだ、というようなメッセージをこの短い一行に見てしまいます。

1番サビ

踊ろよ lady やさしいスロウダンス
また始まる 眩い show time
泣かないで baby 力をぬいて
出逢いも別れも easy come, easy go!

サビは失恋した彼女に対する慰めでしょうか。このフレーズeasy come, easy goのもっとも適切な日本訳はここでは言わずもがな「出会い」についてであり、”いい出会いもそうでない出会いもいくらでもあるし、そして終わってしまうかもしれない。出会いと別れはいとも簡単に起こる”と言っていると解釈してます。だから今回の失恋を悲しみ過ぎずリラックスして欲しい、と伝えてるのではないでしょうか。

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