ニューヨーク近郊の会計士 仕事日記 33 最近の身の回りのAI事情について

アメリカで就労するためのビザについて

 

こんにちはー 駆け出しブロガー会計士、らーきいです!

僕はBIG4での監査経験を経て現在USCPA監査人としてアメリカのニュージャージー州の会計事務所にて主に日系企業の監査、レビュー業務に携わっています。

ここのとこAI導入や活用がめまぐるしくなってきました。僕がAIを活用し始めたのは2023年の後半くらいだったでしょうか。会計関連の文書のリサーチや解釈などに役に立つのでの調べものに活用していました。周りではまだあまり使っていなかったのですが、それが今やAI機能が事務所のマイクロソフト関連のソフトウェアに標準的に組み込まれ、さらに向上したリサーチ能力やメールの修正、翻訳の依頼、パワーポイントの作成、過去メールの検索ややり取りの要約にも使用することができるようになっています。自分のメール一つ書くにも要点だけ打ち出したものをこの上なくきれいな文章で清書してくれます。それが日本語、英語はもちろん、基本的にどのメジャー言語で可能です。

ものすごく便利になったわけですけど、一体この先ビジネスはどんなふうに変わっていくのだろうと思い果ててしまいます。このAIというのはものすごく仕事のできる後輩、もしくはチームメイトのようなものでしょうか。このおかげで一定の仕事においてはかなりの時間短縮となりますし、クオリティを向上させてもくれます。

この技術サポートが大きなバックグランドにあるとして人間である従業員に特に求められる機能はなんだろう、と考えます。ちょっと羅列してみましょう。

1電話や対面などの顧客対応 

2仕事のとりまとめ、総括、スケジュール管理とチームや上司への報告機能 

3知識の積み上げとそこから生まれるベースからの発信、活用

4請け負った仕事に対する完遂、責任能力

などでしょうか。AIは自発的に話したり発信しない分、人間には主体的な責任完遂能力、コミュニケーション能力がより求められるだろうと思います。#3の知識の積み上げですが、もっともAIが得意そうな分野とみられそうですが、実のところ専門家と呼ばれる人間にはこれが知識だけでなく経験も含めはますます重要になると言えそうです。AIは聞けば多くことを非常にスマートに答えてくれますが、現状AIに不足しているのはその情報と別の情報をつなげてアイディアをだしたり、それを身の回りにカスタマイズして活用したり、周りの人たちに対し納得いくような論理的結論だして、実際に納得してもらうような役割はできません。そういった知的活動をすることが人間には求められるだろうと思います。

そしてそうした活動は一定領域における専門知識の蓄積がなければ決してできないし、ましてやAIをも活用した高度なベースから導き出す結論を使って人を説得したり、理解してもらうこともまた人間にしかできないことです。そんなわけで専門家はますます専門的、そしてその専門域周辺も含めた深い知識と活用方法の習得(体得?)が必須となることでしょう。

あと会社などの経済活動を運営している以上、かならず責任取る人は必要ですよね。AIには責任取れませんから。受けた仕事とそれが及ぼすに対する責任者、これは人間様の専売特許となります。そうなると社長だけは必要で究極的にはすべての人間は社長として自営業を営むのでしょうか?? すべての人間、とは言わないまでもそういう方向へ社会は向かうかもしれないですね。

こちらのブログ主はアメリカの会計業会に興味のある方や、アメリカで働きたい方へボランティアで相談に乗っています! 興味のある方はコメント欄やツイッター・X(@Larkey_Larkey)からご連絡ください!

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