海での思い出と考察 / 子供を作るのに理由はいるか?

人間関係

こんには、駆け出しブロガー、らーきいです!

先日海に行きまして。とても綺麗で澄んだな色の海で、現地の人もパラパラ、「雄大だなあ」としばらく感動していました。

外には鳥が飛んでてその鳥が海の上をグルグル飛んでいるんですが、時折急降下しては見事に魚を捕まえるんですね。そんな光景を見て食物連鎖の一端、というか生命の原理について考えたんです。足を海水につけながらじぃーと考えてしまいました。

”ああやって食べられてしまう生命もいればその一方で生まれ行く生命もある。もしその観点を自分に当てはめたときに自分達夫婦はいつ、どこで、どうして子供を作るべきなのかな”

私たちは結婚記念日8年目を迎えますが、まだ子供を成してはいません。私も妻も、結婚してからのキャリアのやり直しや、自分達のやりたい事に時間を使いたくて子供を作るということはついこの前まで全く優先順位ではなかったんですね。だいたいコロナが始まる少し前でしょうか。子供のタイミングなどをとても淡泊にではありますが考えるようになってきました。時間が経つにつれその考えは少しずつ強まってきているかとは思います。ただ僕も妻も子供をもうけることについての積極性には欠いている、という感じでしょうか。

さて、そんな背景があるのですが、海を見ながらぼやーと考えたのは”子供をつくるにはやはりそれなりの理由が必要だ”ということなんですよね。なんとなくできてしまった、という場合ももちろんあるでしょうが、責任をもって人の親になるならその動機が明確でなければ、途中で投げ出したりとか、いい加減なことをしたりとか、そうなってしまうと思ったのです。というのも子供を作ることで失われる自由と時間、そしてお金もですが、それらはとても貴重なものだからです。そこでもう少し海につかりながらしっかり考えてみました。そしていくつか明確にできたと思ったんです。

1.確固たる友人がほしい:この友人とは”子供”の事です。家族とは子育てを通じ同じ時間と苦楽を共にしたかけがえのない友人、子供だって最初は愛を受け取るだけの存在ですが、自分が子育てという使命を果たすときには彼・彼女もある程度の愛を与えられる存在になっているはずです。そんな人を生み出し、育てたい。もっと言えばこの友には自分達の終わりを見届けてほしいのです。将来介護してほしいという意味ではありません。しかし私達夫婦は高い確率でどちらかが先に死にます。そして片方はこの世に残ることになる。その時その片方が心配しないように、あまりにも寂しくならないように頼れる友がいてほしい、そう思うのです。

2.次につなげたい:私達夫婦も人生の半ばに差し掛かりました。若い20代のころはそんな風に思う感情はまったくありませんでした。でも今の年齢になると、身体的にはだんだん下っていきます。それ感じれば感じるほど、未来へとつながる希望、若い力の存在がいて欲しいと感じます。若い生命が身近にいれば、次に起こるであろう未来に対してポジティブな希望ともいえる思いを持てると思います。”子供の目を通じて未来を観てみたい” この感情は最近僕の心に芽生えた新しいものです。

3.自分達の親達をはじめ、親族の期待に応えたい:この3番目の理由は正直に言ってオマケにすぎません。”子供”という責任を背負う以上、その責任感を支えるものは自分が主体的に考える理由であって外部からによる受動的な理由であってはならないと思うからです。しかし、”孫がほしい”という両親の思いがあるのはなんとなく、親によってはひしひしと感じますし、「子孫繁栄」という伝統的な考え方に乗っ取れば当たり前とも言えます。「代々全ての直系親族がつなげてきたことだから」という事ですが、これも「右に(上に?)ならえ」的な考え方ではあるので、子供を作る主たる理由は上記の1,2でありたいと思っています。

愛するという感情は面白いものです。最初、その概念が分からないときはただただ受け取るばかり。そしてだんだんと周りに与えられるようになっていく。そして愛をしっかりとした意味をもって与えられる人間は、その愛を与えられた人間対しても、そこからさらに別の人へ伝言ゲームのように愛を与えられるようにすることができるんです。そして愛を与えることができる人間の心は確実に豊かになっていきます。他人を通じ愛を増大させていけるからです。「愛を与える」ことを尊いものだと認識できたとき、子供を作れる可能性ができたのかもしれないな、と僕は思っています。

余談です。はっと思ったのですが、里帰りするたびに「子供はどうした、まだいないのか?」という人ってとりわけこちらの気持ちに対して無神経な人だったりしますよね。そんな人に限ってあまり普段会わない親戚だったりします。こちらの気持ちを考えてくれる家族や親戚ほど子供や出産の事には触れず、じっと待っていてくれるあたり、人間ておもしろいなぁと思うんですよね。

この記事が面白かったら下のバナーをポチっと。

ブログランキング・にほんブログ村へにほんブログ村 PVアクセスランキング にほんブログ村

コメント

タイトルとURLをコピーしました