夫婦の行動にみるアメリカ文化 一泊二日雪山スキー旅行で思ったこと

文化比較

どうも駆け出しブロガー、らーきいです!

少し前になりますが2月の終盤、僕と嫁さん、そして友達である夫妻と4人で一泊スキーに行きましてね、久しぶりの雪山を楽しんできました! その時に一緒に行った夫妻がアメリカ人だったのですが、「アメリカ的な」考え方だなあ、と思う事があったのでちょっとそのことを書いてみようと思いました。

その日はニューヨーク州のHunter mountainというニューヨークシティから北へ車で2時間半くらいの場所にあるところまで行ってきました。

僕と僕の嫁はスキー経験者なのですが(僕のスキーはやっと初心者を脱出したくらいのレベルですが、嫁は上級者)、一緒行った友達夫婦はどちらもスキーは初めてです。

そんなわけで朝早くに前日に止まった友人宅(New Jersey, Morristown)からHunterの雪山に向かい、まずは朝からお昼過ぎまで僕らは彼らにはスキーの基本を教えていました。ダンナの方は何も言わなくてもどんどん滑り方を体得していって自分からリフトへの乗り込んで滑って行ってしまいます。「放っておいてもすぐに要領をつかんですぐにうまくなってしまうタイプだな」と思いました。対して友人嫁はスキーをつけたままほとんど動けない。上級者である僕の嫁が付きっきりでついて基本動作をひとつひとつ教えていました。なかなかスキースキルの飲み込みについていえば対照的なカップルです。

まあそんなわけで、お昼過ぎまで初心者練習用のパークで僕の嫁は友人嫁に教え込んで、一区切りついたあとに僕と嫁は一緒に中級コースのリフトに乗って山の上に行きました。それから30分も滑ってあっという間にリフトの終了時間の1時間前くらいになったので、リフト終了する前にもう一度合流して4人で滑ろうと、メインロッジ付近で僕ら夫妻は友人夫妻と待ち合わせをする連絡をしました。

そして、待ち合わせ時間、僕らが待ち合わせ場所に行ってみると、彼らはどこにもおらず。彼らに電話してみるとなんとすでに彼らはレンタルギアを返却してバーに一杯飲みに行ってしまってました。彼らはスキーウェアも脱いで普通の格好だそうです。

リフト終了までそれほど時間もないし、同じ山のスキー場のバーなので別に違和感があるわけでもないのですが、「おいおい、スキー終わるなら終わるで一言俺達にもひと声かけない?」と突っ込んでもよさそうだな、と思いました。

そしてその夜は近くのレストランで4人で夕食を済ませた後、スキー場近くのロッジホテルで宿泊、4人一緒の部屋ではなく夫婦ごとに一部屋ずつ取って泊まりました。夜はロッジで一杯飲みましたがみんなもう疲れてぐったりしていたので早めにオネンネです。

朝も僕ら夫婦は8時くらいまでゆっくり寝ていたのですが、僕の嫁と友達嫁は連絡を取って朝ごはんの時間を決めていました。僕ら夫妻の方が20分くらい支度が手間がかかり彼らの待つダイニングルームに行くのが遅れました。なんでも作りたてのパンケーキを用意していくれるサービスがあるとか!

ダイニングに入る時「(友人夫妻は)もうコーヒーくらいは先に飲んでるだろうな」とは思いながら朝食のテーブルに行ってみると、すでに彼らは朝食をほぼ完食(早い!)しておりました。

とりあえず思ったのは「え、そこは俺らの到着を待たないの? というかほぼ完食、、、」という感じです。

、、、、あとは別に違和感のない楽しい旅行だった、という経験でありましたが一つ断っておくと友人夫妻には“全く悪気はない”ということであり、彼らのとっては“普通の事”です。

そうです、アメリカではこういった点がまさに個人主義といえるのかもしれません。日本だと普通だと少しおかしな点に思われることかもしれないんですが、アメリカ人は“他人(他のグループ)に合わせるという事”をあまり考えないのです。あくまで個人、夫婦、家族ベースで考え行動する、と言えるでしょうか。

通常自分(や自分の近しい人)が快適であったり、自分達がやりやすい行動を最優先して取っていきます。別にその行動に他のグループや友人を巻き込もうとは極力思わないのです。あくまで自分(達)に都合のいい行動を優先します。もちろん一緒に旅行に来ているわけですから、食事を別々のレストランへ行こうとしたりとか、彼らだけで勝手に帰ってしまったりとか、そこまで外れた行動はとったりはしません。

面白い点はどこまでの行動を一緒にとり、どこまでの行動は他人を巻き込まず自分(達)だけで行うか、という考え方に日本人と比べるとかなり温度差がある点ですね。もちろんどちらが良くてどちらが悪いという問題でもなく単に常識レベルの違いと言ったらいいでしょう。個人裁量が大きすぎる場合、悪く出れば“自分勝手”“迷惑”、チーム調和の重視が大きすぎる場合悪く出れば“同調圧力”となります。どちらの傾向が強すぎても弱すぎてもよくないのです。逆にうまくバランスがとれれば“個人の自由の満喫””グループによる楽しさの共有、共感”、仕事などであれば“チームワークによる高い目標の達成”もどれも得ることができるでしょう。

アメリカは良くも悪くも個人主義を大切にし、他人が何を始めても、結構おかしな事を続けていても干渉しすぎず、いい意味で“無関心”を貫ける国です。それによって多様な文化や表現が認められ、近年(といっても結構以前から)ではテック分野に見られる新たなイノベーションが発露し、それにまつわるビジネスが次々にスタートし、その価値が素直に周りから認められるという、そういった新しい事や価値観を社会が阻害しない大きな土壌となっています。こういった文化背景から友人関係に年の差を全く気にしない人達などがマジョリティーかと思います。

まだ日本気質の考え方を持つ僕ですが、友人夫妻の思考と行動から現在のアメリカのビジネス環境まで結び付けて、いろいろ考えさせられたブログ主でした。

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