恋愛でのすれ違いにおける日米文化の違い

文化比較

どうも駆け出しブロガー、らーきいです!

日米の文化の違いはいろいろなところで散見されますし、「根本的に違うよな」と思う事もよくあります。
ものの考え方の違いから常識が変わり、それが生活様式となって現れるわけですけど、そういった点をよくよく考えてみるのは面白いものです。

今回は恋愛についてですが、プロットを書いてから「別にこれって日米の違いとかではなくもっと普遍的な話なのかも」とも思ってしまったのでその辺は差っ引いて御笑覧ください。

ブログ主と嫁にはある日本人の女性とアメリカ人(韓国系)男性で、もう婚約までしているカップルの友達がいます。その彼氏は最近バイクに興味を持ち始め、免許を取って去年バイクを購入しました。季節も暖かくなりバイク仲間とある日ニュージャージーの北部へ日帰りのツーリングに出かけたのです。

そのツーリング中、小動物が飛び出してきて彼はブレーキをロックして転倒、幸いケガはほとんどなかったのですがバイクは使い物にならなくなってしまいました。彼女はすぐに一緒にツーリングしていた友達から一報を受けたのですが、連絡を受けてから彼ら一緒住んでいる家に帰ってくるまでの間、当然ながら彼女はずいぶん心配したようです。

ケガがないのは不幸中の幸いでしたが、問題はその後でした。彼はなんと翌週には壊れたバイクの代わりに別のバイクを買いたいと言い出したそうです。2人ににはバイクが買えないほど貯金がなかったわけではないのですが、それでもそれなりの出費です。2人ともフルタイムで働いており、今後、家を買う計画や将来の子供のことなど、大きな資金計画については二人で考えています。彼女としては彼のバイクに乗り続けることについての心配もあることながら、あまりにも急な提案でもあったのでもちろん心情的には賛成できません。彼女はバイク購入に決してYESとは言わなかったのですが、NOともはっきり言わなかったこともあり、なんと彼は事故に遭ってから一週間で購入、支払いも済ませバイクを受け取ってしまいます。バイクの受け取りまでは彼女にとっては完全にサプライズです。彼女はその一連の動きに対してあまりに早急すぎて何も言えなかったと言います。

そのサプライズがあった日の夜に僕と僕の嫁は彼らと飲みに行きました。つまり彼女にとっては完全にサプライズに打ちのめされている直後です。

一緒に串焼きを食べているのですが、彼女は一目でわかるくらい不自然、そして彼の方は彼女を「機嫌直せよ」と言わんばかりにフォローしています。気まずい雰囲気の中、一連の行動と彼女のこの一週間中の心情を理解していた僕は彼氏に対し「ちょっと急すぎるんじゃないか、彼女とは十分に話をしたのか?」などと聞いてみるのですが、彼としては「楽しく酒を飲んでるんだから今その話をする必要ないだろ?」というニュアンスを受け取りました。当然彼女とは納得いくまで話をしていないし、独断専行でバイク買ったけど、まあいいだろ?という感じです。

その日は微妙な雰囲気のままお開き。これが金曜日の夜だったのですが、その週末は僕と嫁はその後ずっとこの二人ついて考察が止まりませんでした。

嫁と意見が一致したのは彼の動きは二人の関係にとって完全なる悪手であったことです。これから資金計画を二人で立てて家などの購入を考えている二人です。いくら問題なくバイクが買えるとはいえ(それに事故の保険もおりるらしい)、数千ドル単位のお金が動く買い物を一人で決めて実行してしまうのは信頼を裏切る行為と言えるでしょう。金額の問題ではなく、相談や決裁なく、そういった行動を取られたら彼女の方は今後夫婦として生活するにあたっても彼を信頼できなくなってしまいます。

夫婦関係をビジネスパートナーシップと考えてみたときに、いくらNOと言っていないとはいえ、相手が勝手な経営判断で、設備投資などをしてしまったらどう思うでしょう? もうビジネスパートナーとして信頼することはできないのではないでしょうか。

彼としては保険がおりる事や、彼女の提案に対する態度があいまいだったことを理由に突っ走ったことだと思いますが、彼のバイク趣味を心配している事や彼女の決裁をまたずに行動してしまったことは今後の関係において大きなひびとなりうります。 

時間が経てはこうした事に対する相手へのショックは少しずつ収まってくるかもしれませんが、僕と嫁がこうした問題を考察した時に気づいたことがあります。結論から言って、こうした問題が起こる事自体は男女が生活する上で基本的に避けることができないものだとと思うのですが、重要なのはその後どのように解決させていくかが重要だと思うのです。

ここで彼女がきっぱりと彼の行動は非常に彼女にとって意にそぐわないものだったという気持を伝え、不信任を突きつけ、婚約解消まで可能性を見せるのであれば、彼が彼女を愛している限り不信任を真剣に受け止め、解決案を出していくでしょう。例えばバイクの購入をキャンセルする、彼女の許可を得られるまではバイクに乗らない、などでしょうか。誠意の見せ方はいろいろあるハズです。

しかし彼は今回彼女の気持ちをまるで無視して、バイク購入という既成事実を作り、後からなし崩し的に彼女からの許可得て波を立たせないようにしました。その場はうまく行くかもしれませんが、長期的には彼女の気持ちを無視してしまったことが必ず後になって何らかの形で返ってきます。女はこういうことを絶対に忘れませんし、うまく逃げようとしても結局逃げることはできません。なし崩し的な解決案はパートナーとしての男女関係が分かっていない子供だましの策といえるでしょう。

結局、逃げずにとことん話をして納得してもらうしかないのです。その中で二人の間で信頼が少しずつ醸成され、お互いにしてはけない事、お互いの好みや嗜好の理解が進み、理想の信頼関係となっていきます。そう考えれば最初から相性バッチリで運命の相手、などと呼べるものはありません。そこそこ気の合う相手と長い間こうした衝突と信頼醸成を繰り返して今うまくいっているカップルは存在しているのです。ほぼすべてのうまく行っているカップルはそうした経験をしていると思います。

恋愛にはある意味運命的なものがあるのかもしれませんが、男の立場から言わせてもらえれば「運命的」かどうかはそれほど重要ではないと思っています。というのもそうした演出をしようと思えば可能だからです。口説きをある程度心得た男ならその辺はよくわかるでしょう。それよりも長期的にいい関係を作るにはこうしたパートナー間の衝突と問題の解決がはるかに重要で不可欠だという事は夫婦生活を10年やってきた経験から僕なら断言できます。

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