ニューヨーク近郊の会計士 仕事日記 番外編 軽く小説(的長さ)! USCPA合格まで道のりと彼女への感謝 アメリカ編

USCPAの勉強法

こんにちはー 駆け出しブロガー会計士、らーきいです。

この記事は前回の日本編に続きましてこのトピックスでは僕と嫁さんとの5年続けた遠距離恋愛とUSCPA奮闘記の記録の後半、アメリカ編です。

2011年秋 新天地アメリカ

2011年8月後半、新天地アメリカでの生活が始まります。

さわやかに人生の再スタートを切ったように見えるかもしれませんが、心情としてはどん底でした。なんせもう働いていない、キャリアも途切れて、お金もたくさんはない。そしてもうすぐ僕は30歳を迎えるタイミングでした。輝いて見えるのは僕を待っていてくれた彼女、しかし僕自身はゴミくずにでもなったような気分でした。

アメリカでのとりあえずの住まいは有難い事にマサチューセッツ州、ボストン郊外の町、Lynn。なんと彼女の両親の家に居候させてもらえますが、それまで自分自身でちゃんと稼いできて、自活できていた自分と比較するとなんとも情けない気持ちになりました。一体これからどうすればいいのか、、。

ここにアメリカにくるまでに婚約ビザという代物を取得するという選択肢もなくはなかったのですが、彼女は非常に慎重な性格であり、遠距離恋愛をしたままの状態では本当に結婚できるかどうかは確信が持てないとのこと。その気持ちを汲んで学生ビザであるF-1ビザを取得し、滞在中の学校もある程度調査した上で渡米したのでした。

もちろんどんな形でも就職できれば御の字なので、そういった就職案件もあたりましたが就職エージェントからは「就労ビザがなければ基本的には働けません」との回答。まあ、理屈ではわかっていましたが、現地に行って実際にチャレンジすれば意外とビザなし労働に対しても穴があるのかな、、、と甘い考えは持っていましたが、やはりアイスクリームにはちみつをかけたがごとく甘かったです。

となれば当初の予定通りまずはCPAを勉強しながら学生をやるしかありません。学校は嫁の実家からバスでも通学可能なSales(セーラム)州立大学という、比較的授業料もリーズナブルな学校があったのでそこの語学コース(ESL)に世話になることにしました。アメリカにも来たばかりで地の利もさっぱりわからないのでまあ、気楽に1セメスターくらいは英語とTEFULの勉強でもしながら、身の振り方を真剣に考えようというつもりです。実際英語の勉強の方は彼女や家族との日常会話や日本でTOEICを800点以上まで仕上げていたこともあり別に気負うようなものもなかったです。大学留学で日本から来ていた若者と交流したり酒を飲んだりしながら楽しく生活しておりました。

といっても、30歳目前で異国に来て仕事も働くビザも金もろくすっぽなくて俺は何やってんだ、と落ち込むこともあり、”外からはお気楽に見えても意外と人って苦しんでいるものなのかな”と、少し他人を客観視するがうまくなったような気もします。

結局気をお取り直してコツコツやって行くことでした。当面は大学の語学コースで勉強しながらUSCPAの勉強を継続していく生活が続いていきます。前述の通りですがこんな負け犬状態のブログ主に彼女と彼女の家族は優しく接してくれて、本当に人のありがたみを実感した20代の最後でした。

次ページ:ボストンキャリアフォーラム

コメント

タイトルとURLをコピーしました